[相談] system : [ アッシュズ・トゥアッシュズ ] ロイス : 2 → 2

[メイン2] system : [ 逸見 エリカ ] 侵蝕率 : 30 → 33

[メイン2] system : [ 黒江 ] 侵蝕率 : 35 → 45

[メイン] ヴェンデッタ  : OP「もしかして : 除け者?」登場自由

[メイン] ヴェンデッタ  : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+6[6] > 48

[メイン] サスケ : 1d10 (1D10) > 6

[メイン] system : [ ヴェンデッタ  ] 侵蝕率 : 42 → 48

[メイン] ヴェンデッタ :  

[メイン] ヴェンデッタ : ──某所神城グループ及び、UGN傘下某施設

[メイン] ヴェンデッタ : 細かな彫刻の施された椅子
テーブルの上に山のように盛られた菓子、茶諸々

[メイン] ヴェンデッタ : 露骨すぎるほどのもてなしで、たった”今“状況の解説は終了した所

[メイン] ヴェンデッタ : 「これが、今回対処する予定の異常災害、まず間違いなく遺産が原因よ」
モニターに表示される白一色の街を指しながら、サスケに向かい解説する

[メイン] サスケ : 黙ってもてなされた茶を飲んでいる

[メイン] サスケ : 「だろうな、そして現段階で与えられた情報が概ね正しいのであれば…」

[メイン] サスケ : 「FHや他組織も当然動く」

[メイン] ヴェンデッタ : 「そう、もちろん貴方の本職、UGNからも。合計四名のミドル級オーヴァードの出発が書く人されたわ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「そんな中、貴方を強引に呼び出すのには少し骨が折れたけれどね」

[メイン] サスケ : 「……フン」
軽く鼻を鳴らす
今回、遥か遠くにいたが無理矢理呼ばれたのもあり少し機嫌の悪そうに

[メイン] ヴェンデッタ : 「フフ、ごめんなさいね」
「でも、そっちに損はさせないわ」

[メイン] サスケ : 「それで、神城のアンタが何故こんな?」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……じゃあ、本題を」

[メイン] サスケ : UGNと協力関係にあるとは言え神城グループが態々手を出す事態でも無いと思っていたが…

[メイン] ヴェンデッタ : 「今回、こちらの主目的は遺産を神城が確保する事、そして……」

[メイン] サスケ : 本題、と言う言葉に反応し険しい顔がより険しく

[メイン] ヴェンデッタ : 「かつてUGNに在籍していたオーヴァード、貴方も名前は知ってると思うけど……」

[メイン] ヴェンデッタ : 「逸見エリカ、その勧誘になるわ」

[メイン] サスケ : …………眉をわずかに顰めて

[メイン] サスケ : 「それが神城と何の関係にあるんだ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「覚えているかしら?事件の詳細は、確かこの辺に……」
ファイルを探り始める

[メイン] ヴェンデッタ : 「ああ、要するにUGNへのアピールよ」
ファイルを探しながらも答える

[メイン] サスケ : 合点がいった
何故オレが呼ばれたのか

[メイン] ヴェンデッタ : 「……ふう、ファイルはもういいわ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「貴方に期待することは、遺産の確保への協力と、“彼女”の説得」

[メイン] サスケ : 「また無茶を言う。UGNを抜けFHに好き好んで参加した奴の説得がオーダーとはな」

[メイン] サスケ : 「骨が折れる」

[メイン] ヴェンデッタ : 「あはは、でも受けてくださるでしょう?」

[メイン] ヴェンデッタ : 「この大災害に、貴方ほどのオーヴァードが依頼を受ける事が許された……」
「まあ、察せる事もあるわよね?」

[メイン] サスケ : それは昔の自分の心境を加味した実体験からくる発言でもあったが

[メイン] サスケ : 「構わん」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……強いのね」

[メイン] サスケ : 「……少し重なる部分もあるだけだからな」

[メイン] サスケ : そう言い席を立つ

[メイン] サスケ : 「無駄話をするのはここまでだろう?急がねば遺産の方は確実に手遅れになる」

[メイン] ヴェンデッタ : 「そうね、依頼を快諾してもらえるなら文句もないわ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「それじゃあ……行きましょうか」

[メイン] サスケ : 「…ああ」

[メイン] サスケ : そのまま退室する

[メイン] サスケ : ……さて、アイツの真似事を、オレがする羽目になるとは思いもしなかったが
依頼である以上は…それに

[メイン] サスケ : …まずは専念するのが先か

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] 逸見 エリカ :  

[メイン] 逸見 エリカ : middle『ホワイトアルバム』 登場:任意

[メイン] 逸見 エリカ : 1d10 (1D10) > 1

[メイン] ヴェンデッタ  : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+1[1] > 49

[メイン] サスケ : 1d10 (1D10) > 9

[メイン] system : [ ヴェンデッタ  ] 侵蝕率 : 48 → 49

[メイン] 逸見 エリカ :  

[メイン] 逸見 エリカ : 白い、全てが純白だ

[メイン] 逸見 エリカ : 寒い、大気は凍り付いている

[メイン4] system : [ エリー ] 侵蝕率 : 32 → 33

[メイン] 逸見 エリカ : 私が一市民だった頃、変わらずそこに居ただろう街は白く白く漂白された

[メイン] 逸見 エリカ : そんな白い記憶の中を、今の仕事と任務を抱えて歩いている

[メイン] 逸見 エリカ : ザクザクとした雪を踏みしめる音すら風にかき消される中では、現状大した成果は無いが…

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ッチ、位置情報もズタズタで笑えるわね、遭難しに来たようなもんじゃあないの」
毒付きつつ、一歩一歩歩く

[メイン] 逸見 エリカ : 《人間発電機》で無理やり肉体を動かすが、正直気を抜けば私は瞬く間に氷像になるだろう

[メイン] サスケ : 純白純銀の世界に、音も立たず

[メイン] サスケ : 黒い外套を着た黒髪の男が、そこを通りかかろうとし

[メイン] ヴェンデッタ : 雪の上に柔らかに足跡を刻みながら、白い世界に溶け込むような銀の髪が風を纏い、歩いていれば──

[メイン] ヴェンデッタ : 「あら」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ああ?」

[メイン] サスケ : 「……お前は」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…アンタは」

[メイン] ヴェンデッタ : 「見つけた、あの娘ね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ッチ」
構えつつ、隣りの姿も捉える

[メイン] 逸見 エリカ : 「ツイてないわね、お互いこんな状況で"巡り合える"なんて」

[メイン] ヴェンデッタ : 「フフフ…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「目先数mすら真っ白なのに目視、嫌な運命だこと」

[メイン] サスケ : 「…アンタの情報は正確だったな」
ヴェンデッタに対する評価を少し上げながら

[メイン] ヴェンデッタ : 「寧ろ、お互い運が良いのかもしれないわ?」
「人生は前向きに捉えないと」
ニコリと微笑みながら、距離をゆっくり詰めていく

[メイン] サスケ : それを聞き、「フン………」と鼻を鳴らす

[メイン] 逸見 エリカ : 「生憎、今の私には出会いは吉兆じゃないわ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「しかも顔見知り、とはね」

[メイン] サスケ : 「こちらもここまで早く逢うとは思ってもいなかったが」

[メイン] ヴェンデッタ : 「まあ、手間が省けたわ。早速お話ししましょ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「生憎、情報屋まがいの仕事はしてないのよ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「こんな中で立ち話も好ましくないし、私は話せる話題もない」

[メイン] 逸見 エリカ : 「殺し合わないのなら、刃を向け合う気もない」

[メイン] ヴェンデッタ : 「んー?」

[メイン] サスケ : ───事実として、こちらも望ましくは無い
アドバンテージである遺産を確保できていないのは不利だ

[メイン] サスケ : 「それは好都合だ、こちらとしても無闇矢鱈に矛を元同僚に向けるつもりはないのでな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「OK、じゃあ簡単に済ませましょう」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私はアッチに行く、アンタ達は其処以外に行く」

[メイン] 逸見 エリカ : 「また会っても忘れる、それでいい?」

[その他] system : [ エリー ] 侵蝕率 : 33 → 36

[メイン] ヴェンデッタ : 「……話が早いのは良いけれど、少し早すぎるわね」

[メイン] 逸見 エリカ : 両手を振りつつ

[メイン] サスケ : 吹雪に黒衣を揺らしながら

[メイン] 逸見 エリカ : 「こんな中で面倒事は好まないでしょ?」

[メイン] サスケ : 「一部に関しては承諾しても構わんが」

[メイン] ヴェンデッタ : 「残念だけど、こちらにも目標があるの」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…?」

[メイン] サスケ : 「此方の目的とは食い違うのは面倒だ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「遺産のブッキングに関しては、口出しする気も無いのだけどね」

[メイン] ヴェンデッタ : 「“スカウト”よ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…はぁ?」

[メイン] ヴェンデッタ : 「遺産なんてどうでも良いわ、今回の品は欠陥品、どうせ壊す事になる」

[メイン] 逸見 エリカ : 「……」

[メイン] 逸見 エリカ : 「生憎私友達いないから、他当たってくださる?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「怪しい商売はもう間に合ってるのよ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「じゃあ、今日から友達よ」

[メイン] サスケ : 「こんなところで話す話題でも無いしな」

[メイン] ヴェンデッタ : 「よろしくね、私は……ああ、それもそうね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…何言ってんだか」

[メイン] サスケ : 『蝙蝠の耳』で周辺の音を聞き分ける
────近くに、1人来るか

[メイン] ヴェンデッタ : 「……はぁ、この雪まみれじゃ大人しく話ができそうにないわね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「言っておくけど、よくわからない相手に付いてくほど暇じゃあないから勘弁にして頂戴」

[メイン] ヴェンデッタ : 「ねえ、サスケ。ここに来るまでに丁度いい話場所とかはなかったかしら?」

[メイン] サスケ : 「………ならよくわからない訳では無い既知の相手からの話は聞くか?」

[メイン] サスケ : 「知らん、どこもかしこも雪のせいでボロボロだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタ話すの好きじゃないでしょ?」

[メイン] ヴェンデッタ : 「あら、やっぱり親しいのね」

[メイン] サスケ : 「…………此方の目的もこの女とほぼ同じだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…マジで言ってる?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「羨ましいわね、暇そーで」

[メイン] サスケ : 「UGNに一時期加入していたなら万年人手不足なことくらいはわかるだろう」

[メイン] 逸見 エリカ : 「仮にも裏切り者の誹りは受けてるのだけどね」

[メイン] サスケ : …接近してきているか
もうそろそろ時間も無いか

[メイン] ヴェンデッタ : 「まあ、それはいいんだけれど」

[メイン] ヴェンデッタ : 「率直に言うと、また裏切らない?」
「テロリスト風情に味方する理由も、そろそろ無くなったでしょ?」

[メイン] サスケ : 無表情が僅かに揺らぐ
……急げ、ここで済ませなければならない

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だとして、気まずい職場に戻り直すのも手間なのよ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「じゃあ、神城にでも来る?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「それに…結局裏切った分の負債も回収できてないしね」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……負債?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「はぁ…?」

[メイン] ヴェンデッタ : 「ちょっと気になる単語が出たから、そっちを聴かせてちょうだい」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…少なくとも、FHになった意味すら今のところなくてね」
嫌悪感を示しつつ

[メイン] ヴェンデッタ : 「無いなら、いなくても──」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ソレからも逃げる暇があるのなら、先に首をくくりたい気分よ」

[メイン] サスケ : 大きく溜息を吐く
───コイツ…

[メイン] ヴェンデッタ : 「……うーん」

[メイン] サスケ : 「ヴェンデッタ、遺産の方の回収は二の次でいいのか否か聞こう」

[メイン] ヴェンデッタ : 「いいわ、優秀なFHの人間を足止めしたって報告すれば最悪済むし」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ッチ」
面倒くさいことになった

[メイン] ヴェンデッタ : 「勧誘さえできれば万々歳」

[メイン] 逸見 エリカ : コイツら…本気で言ってるのか…?

[メイン] サスケ : 「そうか」

[メイン] サスケ : 「……ここに何か来る、近いうちにな」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……え?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「あ~…そう」

[メイン] --- : その瞬間

[メイン] --- : 聴覚を鋭く張っていた者には届いただろう。

[メイン] --- :

[メイン] --- :

[メイン] --- : 「お喋りは結構だが────」

[メイン] --- :

[メイン] --- :

[メイン] --- : 「俺の通り道にいない方が賢明だ」

[メイン] --- :

[メイン] --- :

[メイン] --- :

[メイン] --- : そうでない者にも

[メイン] --- :

[メイン] --- :

[メイン] --- : 銀世界を『破壊』が塗り潰し、寄ってきていることは─────

[メイン] サスケ : 「ヴェンデッタ、一歩下がれ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「嫌な事は重なるわね…っと」

[メイン] ヴェンデッタ : 言葉に従い、思わず一歩下がる

[メイン] サスケ : 「ブラック・ティーガー、そのまま後ろに跳べ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「余計なお世話よ」
《闇夜の烏》で、影の中に入り込む

[メイン] ルシファー : 48+1d10 (48+1D10) > 48+8[8] > 56

[メイン] サスケ : まるで、仲間に語るように命令した後

[メイン] サスケ : 銀世界の破壊から身を守るかのように

[メイン] サスケ : 『黒炎』が展開される

[メイン] ルシファー : 「ほう…」

[メイン] ルシファー : 「流石に…この場に呼ばれるだけのことはあるな」

[メイン] ヴェンデッタ : 「なっ──!?」

[メイン] ルシファー : 「俺の接近に事前段階から気付いていたか」

[メイン] ルシファー : ─────────白。

[メイン] 逸見 エリカ : 巻き上がる雪の影から、するりと出て

[メイン] ヴェンデッタ : 目の前を塗りつぶす破壊と黒炎の激突の衝撃に、思わず思考が白塗りにされる

[メイン] ルシファー : 白い肌、白い髪、白い衣装

[メイン] ルシファー : この白銀の世界が姿を持ったと思うほどに真白いソレは

[メイン] ルシファー : 「思っていたよりも面倒だ」
『黒炎』に止められたことを意にも介せずそんな悠長な言葉を吐いた。

[メイン] ヴェンデッタ : 「……ダーク・ラプチャー」
「研究セル所属のFHセルリーダー」

[メイン] 逸見 エリカ : 「喧嘩早いわね…ったく」
雪を払いつつ

[メイン] サスケ : 「───何がだ?」
僅かに目を細めて

[メイン] ヴェンデッタ : 何故?何故ここまで……
彼の性格上、遺産を真っ直ぐ目指していた筈…

[メイン] ヴェンデッタ : わざわざ裏切りに釘を刺しに来た?
いや、それにしてはタイミングが合わないし……

[メイン] サスケ : 「よく調べたな。まるで博士だ」
ヴェンデッタに見当違いな褒め言葉を投げる

[メイン] ヴェンデッタ : 「なぜ…?」

[メイン] ルシファー : 「俺がここにいる理由など」

[メイン] 逸見 エリカ : 「まともじゃあない連中にまともに悩むもんじゃあないわよ」

[メイン] ルシファー : 「気にしている暇があるのか?」

[メイン] サスケ : 「FHなど」

[メイン] サスケ : 「己が欲望以外で動かんだろう」

[メイン] ルシファー : 男は既に手に次の破壊を求めていた。

[メイン] ヴェンデッタ : 「……そう、なのね」
「もう少しぬるいのに来てほしかったわ…」

[メイン] サスケ : 「そして」

[メイン] サスケ : 「長々と語る暇も無さそうだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…フゥ」
溜息を一つ

[メイン] 逸見 エリカ : どうであれ、勝手に動いていたかった身としては面倒事が増えたという事に変わりはない

[メイン] ヴェンデッタ : 「……すー、ふー」

[メイン] ヴェンデッタ : 深呼吸をして、気分を落ち着かせる

[メイン] サスケ : ……それにしてもコイツ、只者では無いな
総合的な力量ならリミッターも無い分此方より上か…?

[メイン] サスケ : 嫌な予感を表すかのように白銀世界で僅かに冷や汗が流れるも

[メイン] ヴェンデッタ : 「……そっちの乱暴者さんの目的は?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタの興味は目の前の障害に移ったのかしら?」
ルシファーに一言

[メイン] ヴェンデッタ : 「わざわざ、裏切り者を見張りに……なんてガラではないんでしょう?」

[メイン] ルシファー : 男は答えない。

[メイン] ルシファー : 答える義理はない。

[メイン] ルシファー : それほどの情もない。

[メイン] ルシファー : 理由は、至極簡単なものである。

[メイン] 逸見 エリカ : 「…まぁいいけど、生憎殺し合いに手を貸す任務じゃないから助けがなくても文句はないわね」
肩を竦めつつ

[メイン] ヴェンデッタ : 「……(あんなのが仲間の職場なのね、可哀想に)」

[メイン] ヴェンデッタ : 色々と不安で眠れなくなりそうだわ…

[メイン] ルシファー : 男にとっての最短距離とは、ただ真っ直ぐ向かうことではない。

[メイン] ルシファー : 人数差があるのなら回収したとしても固まられると勝機はない。

[メイン] ルシファー : また、安全な回収のためには────

[メイン] ルシファー : チラリとエリカに目線を寄せる。

[メイン] ルシファー : 「遺産は今暴走している」

[メイン] ルシファー : 「回収には」

[メイン] ルシファー : 「適当な人間を契約させるのが」

[メイン] ルシファー : 「最も効率が良い」

[メイン] ルシファー : 説明のためでもなく、ただの独り言。

[メイン] ヴェンデッタ : 「……とんだブラックね」

[メイン] ルシファー : それが彼の癖であった。

[メイン] 逸見 エリカ : 「…アンタねぇ」
嫌悪感を示しつつ

[メイン] ヴェンデッタ : 「もうこれだけで充分じゃない?」
「そっちにいても痛い思いしかできないわよ?」呆れたような視線を向けながら、声をかける

[メイン] 逸見 エリカ : 「そりゃあ良いわね、だとしてもその前におっ死んだらしたらそれを考慮しなくても済むでしょうね」
呆れたように呟きつつ

[メイン] サスケ : 「………」
それを聞き取って

[メイン] 逸見 エリカ : 「生憎だけど、泥舟二つ並べても渡り歩く確さはないわよ」

[メイン] サスケ : 「馬鹿げた事を言ってる場合か……!」
エリカの方を一瞥して

[メイン] 逸見 エリカ : 「精々話し合えるようにしてみる事ね」
吹雪の中で、一人と二人を眺めつつ

[メイン] ルシファー : 「……?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ッチ」

[メイン] ルシファー : 「わからないな」

[メイン] ルシファー : 逸見エリカを見据え

[メイン] 逸見 エリカ : 「何よ、堅物さん」

[メイン] ルシファー : 「今更、何を恐れている」

[メイン] ルシファー : 「俺の提案に一つでもお前に不利になることがあるのか?」

[メイン] ルシファー : 「お前は遺産を手にする」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……言っておくけれど、碌な物じゃないわよ」眉を少し吊り上げ、“声”をかける

[メイン] 逸見 エリカ : 「…コイツ」
説き伏せるにも"振り切れて"いない自分にはそう易々と反論し難い

[メイン] サスケ : 舌打ちして

[メイン] 逸見 エリカ : 「私は私のやるようにするだけで、契約までは考慮してないけど?」
それは兎も角、口にしなければ呑まれるだけだ

[メイン] サスケ : 「ブラック・ティーガー、お前はどうしたいんだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「……」

[メイン] 逸見 エリカ : 「どうしたい、ね」
…偉そうなもんね、つっても私も聞き分けの悪いガキだけど

[メイン] ルシファー : 「バカな」

[メイン] ルシファー : 「お前は、UGNでは出来ないこと」

[メイン] ルシファー : 「やりたいこと、が有ったから"FH"(ココ)に立っている筈だ」

[メイン] ルシファー : 「遺産の契約者になれば、その幅は更に広がる」

[メイン] ルシファー : 「…それだけの話だろうに」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…煩いわね、ご高説程刺さるものなのかしら」
顔を軽く伏せて

[メイン] 逸見 エリカ : 「…私は何もやってなかったから今何かをしてるだけよ、自分でも…形容したことすら無いけどね」
嫌悪と自嘲混じりに言い捨てて

[メイン] 逸見 エリカ : 「その行き着く先が底辺だったから底辺なの、それだけ」

[メイン] サスケ : 「随分と諦め気味だな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「周回遅れなのでね」

[メイン] サスケ : ────気に食わない

[メイン] ヴェンデッタ : 「ふーん」

[メイン] サスケ : 遺産の為に他社の意思を無視するこの男も
自棄にすらなれずに諦観しきっているこの女も
等しく

[メイン] ヴェンデッタ : 「それはそうよね、特に何もしてないし」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…余計な口を叩いたわ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ミスター堅物、暴れるなら好きにしたら?私にはもう何もないから」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……頑固ね、手足折り畳んで連れて帰るのも考えようかしら」

[メイン] サスケ : 「本気で言っているのか?」
エリカの言葉に対して僅かに怒気を混ぜて

[メイン] ヴェンデッタ : 「……ちょっと、サスケ?」
妙に雰囲気の異なる隣の男へ声をかける

[メイン] 逸見 エリカ : 「…本気もクソも、分かったもんじゃあないんでね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「生まれてこの方間違ってたのなら、学び直すのは難しいでしょうよ」

[メイン] サスケ : 「…………チッ」

[メイン] サスケ : 忌々しげに舌打ちし

[メイン] サスケ : 「死に急ぐのも大概にしろ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ご忠告感謝」
気の篭ってない声で

[メイン] ヴェンデッタ : 「……依頼はよろしくね、サスケ」
伝言のように述べると、また一歩後ろへ下がる

[メイン] ルシファー : 目を細めて、それを次は黒衣の男に向け

[メイン] ルシファー : 「……………」

[メイン] ルシファー : 「馬鹿だなお前は」

[メイン] ルシファー : 「人を助けようなどと思うのなら」

[メイン] ルシファー : 「コレを、連れ帰ろうなどと思うのなら」

[メイン] ルシファー : 「相手にそう望ませるか、そこの女が言う通り手足をへし折って無理やりにでも連れ帰るかしかないと言うのに」

[メイン] ルシファー : 話しながら、練り込み続けていたレネゲイドの渦は少しずつその手から離れ

[メイン] ルシファー : 「─────わざわざ達成困難な前者を選ぶとは、理解できん」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ッチ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「散開!」

[メイン] ルシファー : 周囲を破壊で包み込む。

[メイン] ヴェンデッタ : 必死に声を上げると、影を残し跳躍する

[メイン] 逸見 エリカ : 影と影の中へと飛び交う

[メイン] ルシファー : UGNの撃破、並びに木偶の回収。

[メイン] ルシファー : その為に男が選ぶのは、この"最短距離"

[メイン] ルシファー : その道が誰かと交わるのは─────

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : ごく、一瞬でしかない。

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] サスケ : 「ヴェンデッタ」

[メイン] サスケ : 「自分の命は生きる意志があるなら自分で守り通せ」

[メイン] サスケ : そう言い放ち

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :   

[メイン] サスケ : 黒炎が

[メイン] サスケ : 銀世界を再び黒世界へと変え

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : 黒衣の男はその姿を消した

[メイン] サスケ : 向かう先は
───今回の最優先対象である

[メイン] サスケ : ブラック・ティーガー
ただ一人

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : middle 「00」
シーンプレイヤー:ルシファー
登場:ルシファー

[メイン] ルシファー : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+4[4] > 60

[メイン] system : [ ルシファー ] 侵蝕率 : 56 → 60

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 車内の会話から、今回寄越された『兵隊』が使い物にならないことはわかっていた。

[メイン] ルシファー : むしろ、そもそもとして他全員が遺産の破壊を望んでいる以上無理に指揮を執り遺産の回収へと向かった際に造反される恐れの方が多かった。

[メイン] ルシファー : その為、一度単独で先行し情報を自らで情報を独占することを目論んでいたのだが────

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 「……ぐっ…」

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 突然、不思議な感覚に襲われる。

[メイン] ルシファー : ああ…またか……

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 《原初の赤:インスピレーション》

[メイン] system : [ ルシファー ] 侵蝕率 : 60 → 63

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 『遺産を』

[メイン] ルシファー? :

[メイン] ルシファー? :

[メイン] ルシファー? : 『俺が手にすることはない』

[メイン] ルシファー? :

[メイン] ルシファー? :

[メイン] ルシファー? :

[メイン] ルシファー : ─────────頭に過ぎったのはそんな既視感。

[メイン] ルシファー : 忌々しいことに、コレは定期的に自らを襲う現象であった。

[メイン] ルシファー : そして────

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : その言葉が外れたことはない。

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : それが

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 例えようもなく

[メイン] ルシファー : 腹立たしかった

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 男は行動を開始する。

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : 自らの手で掴めないと言うのなら─────

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : ───────掴める手を奪えば良い

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー : それだけのことだった。

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] ルシファー :

[メイン] サスケ : middle『白と黒』登場:任意

[メイン] サスケ : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+6[6] > 57

[メイン] 逸見 エリカ : 1d10 (1D10) > 1

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : 変わらず白銀の世界にて

[メイン] サスケ : 黒い男はその世界を駆ける

[メイン] サスケ : ───こんな任務を寄越した依頼主とは離れたが、心配するほどの余裕もない

[メイン] サスケ : 何より、神城のエージェントならこの乱戦下
UGNともFHとも上手く折り合いを付けることは容易だろう

[メイン] サスケ : それもあり、今自分がなすべきなのは

[メイン] サスケ : あの男が言っていた通り、新たな契約者を増やさせない事と

[メイン] サスケ : 何もかもを捨て去り諦めたかのようなバカを連れ戻す事で───

[メイン] サスケ : 「……そこか」
進路を少し変え、追跡する

[メイン] 逸見 エリカ : 「…相変わらず早いわね」
影も減り行き先が少なくなっていく

[メイン] 逸見 エリカ : 純白に照り返す光が影を奪っているのだ

[メイン] サスケ : 「……待て」

[メイン] 逸見 エリカ : 「何よ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「"子守"を投げ捨ててまで付いてくるのは意外ね」

[メイン] サスケ : 「アレはお前が思っているより子供では無い」

[メイン] 逸見 エリカ : 「身を守るまでは分からないでしょうに」

[メイン] サスケ : 「いや…より手間の掛かる奴の面倒を見に来たと言った方が正しいか」

[メイン] 逸見 エリカ : 影がそのまま形を成して

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ッチ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そこまで気にされるほどなのかしらねぇ、ったく」

[メイン] サスケ : 「……自己評価の低い奴め」

[メイン] 逸見 エリカ : 「少なくとも評価に値する行為はしてないのでね」

[メイン] サスケ : 「支部長になるくらいには評価されていたようだが?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「その評価をドブにしたのも見てたでしょうに、或いは皮肉?」

[メイン] サスケ : 少し溜息を吐く
白い世界に白い息が僅かに浮かんで

[メイン] サスケ : 「オレが聞きたいのはそう言うことでは無い。何故そんなことをしたのかだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ッチ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「無視しても良いけど、アンタは追うんでしょうね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だから言っておくのなら、簡単よ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「何もしてなかったから、全部取りこぼした」

[メイン] 逸見 エリカ : 「後悔しまくって、死んでやろうと思ったけど」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…それじゃあ意味が無いのよ、何もせずでも"死ぬ方"が楽だから」

[メイン] サスケ : 「………」

[メイン] サスケ : 「色々と言いたいことはあるが」

[メイン] サスケ : 「……お前は」

[メイン] サスケ : 「言っている事と」

[メイン] サスケ : 「やっている事が」

[メイン] サスケ : 「ズレていないか」

[メイン] サスケ : 「死にたいなら自殺でもすればいいだろう。しかしそれはしない」

[メイン] サスケ : 「そして」

[メイン] サスケ : 「あの男の攻撃の際、巻き込まれて死ぬ選択肢も取ろうと思えば取れたはずだ」

[メイン] サスケ : 「なのに何故、何故お前は逃げたんだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…それじゃあ楽になるだけよ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私は何もしていない、関わった相手を不幸にした」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そうなったのは何もしなかったから」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だから、その負債だけでも返す」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アイツが死ねというのなら死ぬけどね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「生憎、それでも幸せを望んだ…生きろとほざいた」

[メイン] 逸見 エリカ : 「一人でやれって事にもなったけどね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私には死ぬのは贅沢すぎる」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だから死なないの、簡単でしょ?」

[メイン] サスケ : 「何が簡単なんだか」

[メイン] サスケ : 「オレにはさっぱりだな」

[メイン] サスケ : 「何もしていなくて、それで色んなものを取りこぼして、そうして今のお前がある事は十分に理解したが」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] サスケ : 「…ガキが一丁前に粋がってんじゃねえぞ」

[メイン] サスケ : 「悩むのは自由だ、それは人間の特権だ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…はん」
構い直しつつ

[メイン] サスケ : 「それを一人で抱え込んでんじゃねえぞバカが」

[メイン] 逸見 エリカ : 「巻き込まれて嬉しい事でもないでしょうに」

[メイン] 逸見 エリカ : 「仕事での仲で大きく出たものね」

[メイン] サスケ : 「………仕事での仲とは言え」

[メイン] サスケ : 「仲間であったことに変わりはないだろ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「……」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だからこそ巻き込む気にもならなかったってだけよ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタはアンタの全てを背負ってる」

[メイン] 逸見 エリカ : 「頼れなんて言うには、アンタは個人として確かでしょう」

[メイン] サスケ : 「そうだ、個人として確かである事は認めよう」

[メイン] サスケ : 「それがどうした」

[メイン] 逸見 エリカ : 「それを投げだせと言えと?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私の事は私の事でしょうに」

[メイン] サスケ : 「オレはオレでお前はお前だ」

[メイン] サスケ : 「だが」

[メイン] サスケ : 「オレの命はオレ一人のものでもないし」

[メイン] サスケ : 「お前の命もまたお前一人のものではない」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「随分と大層な物になったのね」

[メイン] サスケ : 「妻子も友も仲間もいるからな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そーね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私にもそれがある、と?」

[メイン] サスケ : 「そうだが?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「……」

[メイン] 逸見 エリカ : 「お人好しね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私の命なんてものを、背負いたがるなんて」

[メイン] 逸見 エリカ : 「まさしく負債と言っておこうかしら」

[メイン] サスケ : 「……大人だからな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「損な立ち回りね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…前と一緒」
苦笑いして

[メイン] 逸見 エリカ : 「それでも、裏切り者を背負うのは貴方の全てを侵しかねないわよ」

[メイン] サスケ : 「フン……元より一度やらかした身でな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「へぇ、そう」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だから自分と重ねてるのかしら、ね」
肩を竦める

[メイン] 逸見 エリカ : 「それなら先輩方に聞いておくけど」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタにとっての間違いは何だったのかしらねぇ?」

[メイン] サスケ : 少し懐かしむような顔をし

[メイン] サスケ : 「自分の事を気にかけていてくれた奴の言葉を無視し続けたことだ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ふうん」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ふ、ふふ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「それじゃあ、どうしてそうさせたの?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「死別でも?それとも奪われたの?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「どん底でしかなかったの?」

[メイン] サスケ : 「……あまり話すべき事でもないが」

[メイン] サスケ : 「父を、母を奪われ」

[メイン] サスケ : 「奪った者に復讐する力を追い求めようとして」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] 逸見 エリカ : 瞬きし、真剣に

[メイン] サスケ : 「全てを断ち切ろうとした」

[メイン] 逸見 エリカ : 「断ち切る、ね」

[メイン] サスケ : 「悪い大人どもに騙され続け」

[メイン] サスケ : 「自分一人で何もかも抱え込む事が最終的に正しい事だと思っていた」

[メイン] サスケ : 「…だが」

[メイン] サスケ : 「オレには見えてなかった。いや、見ようとしなかったんだ。自分を誰よりも案じてくれる奴のことを」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「成程…ね」

[メイン] 逸見 エリカ : 溜息を一つ

[メイン] 逸見 エリカ : 「悪手だったわね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私の意地を張るのは、譲る気は無いけど」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そこ聞いたら、アンタと同じスカタンの仲間入りに望んでなる事になるじゃあないの」

[メイン] 逸見 エリカ : 「少なくとも、アンタが其処まで言ってる事実がある限り、ね」

[メイン] 逸見 エリカ : 溜息と苦笑い、白い息が上り

[メイン] サスケ : 「……事実だ、オレはこのことを隠すつもりもない。調べれば直ぐに出る」

[メイン] 逸見 エリカ : 「疑う気は無いわよ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「少なくとも気を惹きたくてでまかせが言えるほど器用じゃないでしょ」

[メイン] サスケ : 「………」
黙っている
沈黙は肯定を意味してしまうが否定ができなかった

[メイン] 逸見 エリカ : 「素直に降参、しておくわ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「此処まで聞いて、それでも聞かないフリをするのは…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…私にとっては、"楽"すぎる」

[メイン] 逸見 エリカ : 自嘲まじり、他もまじりに息を吐く

[メイン] サスケ : 「……一度しか言わん、よく聞いておけ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」
肩を揺らして見つめる

[メイン] サスケ : 「オレの友の言葉だが」

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : 「『何もかもから目を背けて逃げようとするな』」

[メイン] サスケ :

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : 「負債だとか、楽だとか…そう言った問題じゃ無いからな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…刺さるわね」
苦笑いし

[メイン] 逸見 エリカ : 「少なくとも…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私が言った事だもの、目は背けられないでしょう…ね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「……ったく」

[メイン] 逸見 エリカ : 「出戻りか、アイツは何ていうでしょうね」

[メイン] 逸見 エリカ : 頭を搔きまわし、軽く地団太を踏む

[メイン] サスケ : 「───フッ」
その仏頂面に僅かに笑みが浮かぶ

[メイン] 逸見 エリカ : 「…で、アンタはそれでいいの?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「遺産はオマケだったりしたの?今も面倒な事になってるけど」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ま、放ってても収束するでしょうけど」

[メイン] サスケ : 「────無責任だとわかった上で、こう返させてもらおうか」

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : 「オレはアイツらを信じている」

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : 「収束させるさ、絶対に、良い方向でな」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ふん」

[メイン] 逸見 エリカ : 「じゃあ、一応アンタに評価されてた事もある身として言っておくわ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタは間違った選択はしてない、確かにね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「じゃあ…ツレに言っといて」

[メイン] 逸見 エリカ : 「どこかしらで"落ち合う"」

[メイン] 逸見 エリカ : 「それまでは、やるべき事をする」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…構わないわね?」

[メイン] サスケ : 「…………構わない、が」

[メイン] サスケ : 「絶対に無事な状態で落ち合う…だろう?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…そーね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「わかった、無事で戻る」

[メイン] 逸見 エリカ : コートを羽織り直し

[メイン] 逸見 エリカ : そのまま、来た道を戻る前に

[メイン] 逸見 エリカ : 振り返り

[メイン] サスケ : マントを翻して

[メイン] サスケ : 目線だけを向けて

[メイン] 逸見 エリカ : 「もしこれも見越して、帰ると言ったのだったら」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタ、いい大人してるのね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「見直したわ」
軽く笑い

[メイン] 逸見 エリカ : そのまま歩き出す

[メイン] サスケ : 「……見直したはこっちのセリフだな」

[メイン] サスケ : 「お前は存外熱い子供だな」

[メイン] サスケ : そう言い、振り返らずに

[メイン] サスケ : 白銀の戦火を探し

[メイン] サスケ : 黒い男は吹雪と共に姿を消した

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] ヴェンデッタ  : 「もしかして:ノルマ達成」登場:自由

[メイン] 逸見 エリカ : 1d10 (1D10) > 10

[メイン] ヴェンデッタ  : 55+1d10 登場/リザレクト (55+1D10) > 55+1[1] > 56

[メイン] system : [ ヴェンデッタ  ] 侵蝕率 : 55 → 56

[メイン] サスケ : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] シャンクス : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] ヴェンデッタ :  

[メイン] ヴェンデッタ : 藤丸一行と別れ、歩き続けていると…

[メイン] ヴェンデッタ : 「あら」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ん」

[メイン] 逸見 エリカ : 「さっきぶり、ね」

[メイン] ヴェンデッタ : 「ごきげんよう、はじめまして”UGN“のエリカさん」

[メイン] 逸見 エリカ : 「まだ"元"よ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「どちらにせよ"元"」

[メイン] ヴェンデッタ : 「あら、そうだったの」

[メイン] ヴェンデッタ : 「それで、今のお気持ちはどう?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そうするしかない」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私にとっての必然で、でも惰性ではない」

[メイン] 逸見 エリカ : 「だから、やるべき事も終えて来た」

[メイン] ヴェンデッタ : 「ん、相変わらず難しい言葉遣いね」
嫌な奴を思い出して、少しクラクラするけど……

[メイン] ヴェンデッタ : 「まあ、いいわ」
「これで依頼は完了だもの…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そう表すしかないのよ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…ふん」

[メイン] ヴェンデッタ : どこかふわふわとした足取りで、歩いて来る

[メイン] ヴェンデッタ : 「……諸々の話は、後で聞くけれど」
「これから……ふぅ、どうするの?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「遺産はどうせ処理されるでしょう、UGNであれFHであれそうする」

[メイン] 逸見 エリカ : 「私は、私の仕事は宙ぶらりん…だから」

[メイン] 逸見 エリカ : 「せいぜい人助けして、後は元に戻るわ」

[メイン] 逸見 エリカ : バッテリーを背負い直す

[メイン] ヴェンデッタ : 「ふ、ふふ…それが、いいわね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「こんな時に欲しいことは出来るんでね」
《人間発電機》で、手に取ったバッテリーを詰め直し

[メイン] ヴェンデッタ : 「なるほど、ね……便利だわ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「そういや確認し損ねてたわね」

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタのスカウト、結局どっちなの?」

[メイン] ヴェンデッタ : 「お好きな方へ……こっちに来てもらったら貴重なオーヴァードが増えるし、UGNに返せたなら確実な借りになる」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…なら、しっかり考えさせてもらうわ」
目を瞑り

[メイン] 逸見 エリカ : 「色々話すべき相手も居るからね」

[メイン] ヴェンデッタ : 「ふ、ふふ、貴女と同僚になるのもいいかも……ケホコホ」

[メイン] サスケ : 「コイツの意見を尊重するのは大前提として」

[メイン] サスケ : 黒いマントを揺らしながら吹雪の影から現れ

[メイン] 逸見 エリカ : 「…どうも」

[メイン] サスケ : 「UGNの立場からは、当初の通りにそちらが一つ『貸し』を作る形で収めたい所だが」

[メイン] ヴェンデッタ : 「ご苦労様、本当に 上手く、やってくれたのね」

[メイン] ヴェンデッタ : 「まあ、後で決めましょう」
「就職先は自由だもの……」

[メイン] サスケ : 「言われなくとも、な」

[メイン] 逸見 エリカ : 「どうせまずは帰ることになるわ」

[メイン] ヴェンデッタ : ふらふらとまた歩き出し、少し躓く

[メイン] 逸見 エリカ : 「アンタですらああも喋るんだもの」

[メイン] 逸見 エリカ : 「待たせれば待たせるほど、言われることが増えそうだしね」

[メイン] 逸見 エリカ : 久しく、三人程顔を想い返し

[メイン] サスケ : 「───そうだな」

[メイン] ヴェンデッタ : 「……じゃあ、帰りましょー」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ええ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「丁度次は駐車場に行く予定だったからね」

[メイン] サスケ : 「……『貸し』は作ったが」

[メイン] サスケ : 「神城グループのエージェントの一人として依頼した分の後始末と報酬は頼むぞ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「抜け目ないわね」

[メイン] サスケ : 「最後まで面倒見切るのが大人の仕事だからな」

[メイン] 逸見 エリカ : ふ、と笑いつつ

[メイン] シャンクス : 吹雪の中から現れて

[メイン] シャンクス : 「……クソ、迷った……これだから吹雪はなァ……」

[メイン] シャンクス : 「あ」

[メイン] サスケ : 「……む」

[メイン] サスケ : 「"赤髪"か」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…」
UGNの同業者か

[メイン] サスケ : 吹雪の中、刹那の瞬間だけ眼を紅く染めて

[メイン] サスケ : 「……自己紹介はわざわざする者でも無いが、今からこちらは帰還するところだ」

[メイン] シャンクス : 「お前ら〜!ようやく知った顔を見つけたぞ」

[メイン] シャンクス : 「なるほどなァ……」

[メイン] サスケ : 「……その姿を見るに、相当な使い手と交戦したようだな」

[メイン] シャンクス : 「……まァな」

[メイン] サスケ : 「取り敢えず無事で何よりだ」

[メイン] サスケ : 「……アンタはこれからどうするか、帰還するか…それとも遺産を叩きに行くか」

[メイン] シャンクス : 「お前らも……面倒なのを抱えてるようだな」

[メイン] サスケ : 少し笑みを浮かべて

[メイン] ヴェンデッタ : 「……お疲れ様」

[メイン] サスケ : 「今は仲間だ、面倒とは思わん」

[メイン] 逸見 エリカ : 「…少なくとも、この調子だしね」

[メイン] シャンクス : 「なァに」

[メイン] シャンクス : 「言い訳するにも、少しは顔のきくおれがいた方が何かと都合がいいだろ」

[メイン] サスケ : その言葉を聞いて

[メイン] サスケ : 「だ、そうだ……折角だ、赤髪にも来てもらう」

[メイン] サスケ : 「問題ないか?」
エリカとヴェンデッタの方をそれぞれ向いて

[メイン] ヴェンデッタ : 「りょーかーい」
気の抜けた返事を返して来る

[メイン] 逸見 エリカ : 「文句は無いわよ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「それじゃあ、みんなで帰りましょう…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「はいはい」

[メイン] ヴェンデッタ : ヘクチッ

[メイン] サスケ : 「ああ」

[メイン] サスケ : 「…風邪か?」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ったく」
コートを脱いで投げ渡す

[メイン] ヴェンデッタ : 「ま、さか…そんあ……」
顔を真っ赤にして

[メイン] 逸見 エリカ : 「やっぱり、子守は必要だったんじゃあないの?」
冗談めかしつつ

[メイン] ヴェンデッタ : 「……あり、がとう」
「そう、ね…風邪を、引いたわ」

[メイン] サスケ : 「肉体的な問題と精神的な問題はまた別だろうに」

[メイン] シャンクス : 「ったく」

[メイン] 逸見 エリカ : 「ならいーけど」

[メイン] シャンクス : 「帰ったらあったかくするといい」

[メイン] 逸見 エリカ : 「さっさとじゃあ、ここを離れましょうか」

[メイン] シャンクス : 「ここほどじゃないが、外も冷えるぞ」

[メイン] 逸見 エリカ : 「拗らせる前にね」

[メイン] ヴェンデッタ : 「そう、するわ……」
コートを深く着込むと、ふらふら歩き始める

[メイン] サスケ : マントと腕の通っていない左袖をを靡かせながら、雪を踏み締めていく

[メイン] 逸見 エリカ : 今度は歩幅を合わせて、白い大地に足跡を記録する

[メイン] シャンクス : 「……あァ、そうだ」

[メイン] シャンクス : 「車はあるんだけど腕はないから運転してくれ(^^)」

[メイン] サスケ : 「……」

[メイン] サスケ : 「………」

[メイン] サスケ : チラリと自分の左袖を見る

[メイン] シャンクス : 「……」

[メイン] サスケ : 「………フッ」

[メイン] ヴェンデッタ : 「えりか…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「仕方ないわね」

[メイン] シャンクス : 「……………」

[メイン] シャンクス : 「(^^)」

[メイン] 逸見 エリカ : 「まだ元UGNだから」

[メイン] ヴェンデッタ : 「わーい」

[メイン] 逸見 エリカ : 「社会の法は無視しとくけど、余計なこと言うんじゃあないわよ」

[メイン] 逸見 エリカ : はぁと、ため息

[メイン] サスケ : ……行きは楽だったが帰りとなるとやはり遠い
そう思いながらも

[メイン] サスケ : 「『……オレは何も見ていなかった』」

[メイン] ヴェンデッタ : 「頭がくらくらするわ…」

[メイン] 逸見 エリカ : 「はいはい、アンタは寝ときなさい」

[メイン] 逸見 エリカ : 「さっさと帰るわよ」

[メイン] 逸見 エリカ : なんとなく、昔を思い出しながら

[メイン] 逸見 エリカ : 三人の一歩先を陣取って、歩いて行くのだった

[メイン] 逸見 エリカ :  

[メイン] 逸見 エリカ :  

[メイン] サスケ :  

[メイン] サスケ : ロイス取得
逸見エリカ
◯昔の自分のようで/無視出来ん

[メイン] サスケ :  

[メイン] 逸見 エリカ :  

[メイン] 逸見 エリカ : ロイス取得
うちはサスケ
〇恩は返すから/心配

[メイン] 逸見 エリカ :  

[メイン] 藤丸立香 : Climax 『Fatal hello...』登場:任意

[メイン] 藤丸立香 : 63+1d10 登場/リザレクト (63+1D10) > 63+10[10] > 73

[メイン] マスタースラッシュ : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] 黒江 : 61+1d10 登場/リザレクト (61+1D10) > 61+2[2] > 63

[メイン] system : [ マスタースラッシュ ] 侵蝕率 : 40 → 42

[メイン] エリー : 42+1d10 (42+1D10) > 42+9[9] > 51

[メイン] 藤丸立香 : 降りしきる猛吹雪 遺産に近づく度それは

[メイン] 藤丸立香 : 弱くなっていく だってそれは

[メイン] 藤丸立香 : 人を 誰かを待っているから

[メイン] 藤丸立香 :  

[メイン] 藤丸立香 : 「ぶっ…はあ!!」
「吹雪!抜けれたッ…!」

[メイン] 藤丸立香 : 「み、皆…居る!?」

[メイン] エリー : 「はいはい、ここにいるわよ~♡」

[メイン] 黒江 : 「っはぁ……私も、大丈夫…!」

[メイン] 藤丸立香 : 「あー…吹雪が薄い方が正解って…吹雪いてるのに…難しいよ…」
息を切らして 呟く

[メイン] 藤丸立香 : 「…兎に角、やっとだね…遺産」

[メイン] 黒江 : こくり、藤丸に頷く。

[メイン] エリー : 「ええ、これを回収すれば私達の任務はおしまい♪」

[メイン] 黒江 : そして…自らの言葉を思い出す。
『遺産を見つけるまで、同行する』

[メイン] 黒江 : 「回収……」
「”藤丸さん”も、その意図できたんですか?」

[メイン] 藤丸立香 : 「まあ、ね…壊しちゃうのはちょっと…」

[メイン] 藤丸立香 : 「可愛そうかなあって…まあ吹雪起こしてる物にそういうのもちょっと変だけど」

[メイン] 藤丸立香 : 「意志があるみたいだし…アハハ…」

[メイン] : 遺産、不溶の氷結晶の中心。

[メイン] : そこは、街の公園だった。

[メイン] : 近づけば近づくほど、吹雪は弱まり。

[メイン] : ついには……消えた。

[メイン] : まるで、台風の目の中のように静かな公園。

[メイン] : そこは、粉雪一つ舞っていない。

[メイン] : 不自然に『日常』が切り取られたような公園だった。

[メイン] : その公園の中心、大きな楓の樹の根元に。

[メイン] : ……それはあった。

[メイン] : 眠り続ける、人形。

[メイン] : 人型、少女の姿をした何か。

[メイン] :  

[メイン] : 遺産、大分類「不溶の氷結晶」……小分類「氷の女王」

[メイン] :  

[メイン] : 未だ契約者を持たないその遺産は、ただ滾々と眠り続けていた。

[メイン] 藤丸立香 : 「ええ…!?人だったの!?」

[メイン] エリー : 「人型の遺産!そんなものがあったなんてね~♡」

[メイン] 黒江 : 「人の遺産なんて、あり得るんですね…」
ルシファーの言葉を思い出す、希少なものなら…そういうのも、あるのかな…

[メイン] 藤丸立香 : 「取り敢えず連れ帰ろっか…」
「動かせるかな…」
お姫様抱っこの形式を取ろうと近寄る

[メイン] エリー : それを後ろから見守るように、警戒しつつ近付く。

[メイン] 黒江 : 「触っても大丈夫なのかな…」
恐る恐る、人形と藤丸へ近づく

[メイン] マスタースラッシュ : 「ああ」

[メイン] マスタースラッシュ : 「やっぱり、来たんですね」

[メイン] 藤丸立香 : 「…へ?あれ?」

[メイン] マスタースラッシュ : 近づく人形と、一同の間に。

[メイン] マスタースラッシュ : 銀閃が放たれる。

[メイン] 藤丸立香 : 「上泉さ」

[メイン] マスタースラッシュ : 地を割り、天を割く一閃。

[メイン] マスタースラッシュ : 鯉口を切る音は一度。

[メイン] 藤丸立香 : 「あ…」

[メイン] 黒江 : 「───!?」
目の前を切り裂いた一閃、呼吸が一瞬止まる。

[メイン] マスタースラッシュ : その手に持った打ち刀、その柄を軽く握りながら。

[メイン] マスタースラッシュ : 女は静かに笑っていた。

[メイン] エリー : 「誰!」
放たれた斬撃の先を見る。

[メイン] 藤丸立香 : 「…………その………」
「普通の人では無いと…思ってた、けど」

[メイン] マスタースラッシュ : 「改めまして」

[メイン] マスタースラッシュ : 「上州上泉新陰流師範代」

[メイン] マスタースラッシュ : 「上泉小太郎」

[メイン] マスタースラッシュ : その名前は、UGNのデータベースにも登録されている。

[メイン] マスタースラッシュ : 剣を振るう、とあるFHエージェントの名前。

[メイン] マスタースラッシュ : コードネームは。

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : マスタースラッシュ。

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : 「――また会いましたね、藤丸さん」

[メイン] マスタースラッシュ : 「嬉しいです」

[メイン] 藤丸立香 : 今までで一番の 心臓の高鳴り
今の私を 誰が見ても分かる

[メイン] 藤丸立香 : 恐怖

[メイン] 藤丸立香 : 「っっっっ………はい!」
「また会えて、無事で良かったと おもい ます」
震える

[メイン] 黒江 : 「マスタースラッシュ……マスター、エージェント……」
ぼそり、その名が零れる。
その声は震えていて。

[メイン] エリー : 「マスタースラッシュ……こんなのまで来てたとはね」

[メイン] 黒江 : その顔は、『FH』だからこそわかる。
『意志』を貫くその証、『マスター』。

[メイン] エリー : 2人を守るように警戒しながら立つ。

[メイン] 黒江 : その塊が…彼女……
藤丸さんも知ってるみたいだけど……一体……

[メイン] マスタースラッシュ : 「申し訳ありませんが、この遺産で試したいことがあるんです」

[メイン] マスタースラッシュ : 「この場は譲っていただけませんか?」

[メイン] 黒江 : 自らも…藤丸を守る様に。
少し前に出て。

[メイン] 藤丸立香 : 「な、内容次第…です、かね」
「教えて、くれ、ますか?」

[メイン] マスタースラッシュ : 「斬ってみたいんです」

[メイン] マスタースラッシュ : 「この遺産を」

[メイン] 藤丸立香 : 「_____________は」

[メイン] 藤丸立香 : 「なんで?」

[メイン] マスタースラッシュ : 「藤丸さん、遺産とは何だと思いますか?」

[メイン] 藤丸立香 : 「え、ええっと…レネゲイドから出来た…とかそういう答えじゃないんだよね?」

[メイン] マスタースラッシュ : にこりと笑う。

[メイン] マスタースラッシュ : 「これらは現代によみがえった神話の再現です」

[メイン] マスタースラッシュ : 「逸話が形を成して現世に姿を現し、その力を契約者に振るう」

[メイン] マスタースラッシュ : 「そう、まるで……神魔が如く」

[メイン] マスタースラッシュ : 「見てください、この遺産の力を」

[メイン] マスタースラッシュ : 「本来、遺産は契約者がいなければその力を満足に発揮できません」

[メイン] マスタースラッシュ : 「……ですが、この遺産はどうでしょう。まだ契約者がいないにもかかわらず、これだけの大出力で世界を『閉ざして』います」

[メイン] マスタースラッシュ : 「挑むに値する理不尽です」

[メイン] マスタースラッシュ : にこりと、マスタースラッシュは微笑み。

[メイン] マスタースラッシュ : 「だから、斬ってみたいんです」

[メイン] マスタースラッシュ : 「この逸話そのものを」

[メイン] マスタースラッシュ : マスタースラッシュは、物質としての遺産を破壊したい、などと言っているわけではない。

[メイン] マスタースラッシュ : そのもう一つ上。

[メイン] マスタースラッシュ : 現象としての遺産を斬り伏せてみたい、といっている。

[メイン] マスタースラッシュ : たった、刀一つで。

[メイン] マスタースラッシュ : そんな荒唐無稽を「やってみたい」といっている。

[メイン] マスタースラッシュ : 失敗したらどうなるかとか、上手く行かなかったらどうなるかとか。

[メイン] マスタースラッシュ : そんな事は『どうでもいい』のだ。

[メイン] マスタースラッシュ : 試す機会がある。

[メイン] マスタースラッシュ : だから試す。

[メイン] マスタースラッシュ : それだけ。

[メイン] マスタースラッシュ : たった、それだけだ。

[メイン] マスタースラッシュ : それだけで、この女は動いていた。

[メイン] 藤丸立香 : 「それ、は…要は…神殺し…」

[メイン] マスタースラッシュ : 静かに、頷く。

[メイン] マスタースラッシュ : 「人は既にそれを為せるのです」

[メイン] マスタースラッシュ : 「なら、私もやってみたい」

[メイン] マスタースラッシュ : 「活殺自在、神仏悪鬼悉く」

[メイン] マスタースラッシュ : 「斬り伏せてこそ、天へと至る剣」

[メイン] マスタースラッシュ : 「……違いますか?」

[メイン] 黒江 : そんな理由で、この遺産に…挑んでみたいなんて……
これが『意志』の強さ…『マスター』である理由…

[メイン] 藤丸立香 : 「……………確かに…確かに、そうかも しれない」

[メイン] 藤丸立香 : 「だって、人類はいつか、何処かで」

[メイン] 藤丸立香 :  カミサマ
「神秘を殺してる」

[メイン] 藤丸立香 : 「でも、…ああ…失敗とかそうじゃなくて」

[メイン] 藤丸立香 : 「やりたい、んだもんね」

[メイン] 藤丸立香 : 私の思う結末

[メイン] マスタースラッシュ : 「はい」

[メイン] マスタースラッシュ : にこりと笑う。

[メイン] 藤丸立香 : 吹雪を斬れてしまうのなら それは

[メイン] 藤丸立香 : それこそが神様じゃないか

[メイン] 藤丸立香 : ただ、神秘が神秘を成すだけじゃないのか?

[メイン] 藤丸立香 : だって 人間に吹雪を切り裂く事何て出来ないのだから

[メイン] マスタースラッシュ : 「何を畏れることもありません」

[メイン] マスタースラッシュ :      ヒ  ト
「我々『オーヴァード』は既に多くの神秘を踏破してきました」

[メイン] マスタースラッシュ : 「時空、確率、電磁波、重力」

[メイン] マスタースラッシュ : 「これらはすべてもう一刀の元斬り伏せる事が出来ます」

[メイン] マスタースラッシュ : 「少し力のあるオーヴァードならやっていることです」

[メイン] マスタースラッシュ : 「なら、どうして」

[メイン] マスタースラッシュ : 「逸話や神話に臆する必要がありましょうか」

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : 「人の力はそれを既に為せるのです」

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] 藤丸立香 : 「そう、だね」

[メイン] 藤丸立香 : 「出来る人は、出来る から」
心当たり
《特異点》はすぐに主張してくる

[メイン] 藤丸立香 : 「その出来る事の内の一つをやってみたらどうなるか」
「ただその楽しみを邪魔されたくない、から」
「今こうして、線の外に私達は居る」

[メイン] 藤丸立香 : 「これが、今 だよね」

[メイン] マスタースラッシュ : 「はい、そうです。藤丸さん」

[メイン] マスタースラッシュ : 「『あなたと同じ』です」

[メイン] マスタースラッシュ : にこりと笑う。

[メイン] マスタースラッシュ : 「我々は挑むだけ」

[メイン] マスタースラッシュ : 「結果はあとからついてきます」

[メイン] 藤丸立香 : 「そうだね」

[メイン] 藤丸立香 : 「『きっと誰かが何とかしてくれる』、だっけ」

[メイン] マスタースラッシュ : 鷹揚に頷く、嬉しそうに。

[メイン] 藤丸立香 : 「敵わないなあ、上泉さん…」
アハハ、と笑って

[メイン] 藤丸立香 : 「わかるよ」

[メイン] 藤丸立香 : 「それでも」

[メイン] 藤丸立香 : 「私はその子を切らせたくない」

[メイン] 藤丸立香 : 「だって、まだ、ただの一度も」

[メイン] 藤丸立香 : 「『日常』を歩めても居ないんだ!!!」

[メイン] 藤丸立香 : 「このまま眠って終わりは、私は嫌何だ」
「眠ったままなら、自分から起きるまで待てば良いし」
「もしすぐに起きたのなら、一緒に雪かきするんだ!自分で撒いた種、いや雪だから!」

[メイン] 藤丸立香 : 「だから、今 私は」

[メイン] 藤丸立香 : 「前に往きます!」
線を

[メイン] 藤丸立香 : 「『誰かが何とかしてくれるから』!!!」
超える

[メイン] エリー : 「立香ちゃん」

[メイン] 藤丸立香 : 「はいっ!!!!」

[メイン] エリー : 「私達を頼って、自分を貫いちゃいなさい!!」

[メイン] 黒江 : 「……」
はっ、と。
その大きな”宣言”で我に帰って。

[メイン] エリー : 「それが貴女の、"したい事"なんでしょう!」

[メイン] 黒江 : 「……」
エリーの言葉に…ゆっくり頷いて。

[メイン] 黒江 : 「……私を、”信頼”してくれた分…だから、その分は…」

[メイン] 黒江 : 「”責任”は持つ」

[メイン] 藤丸立香 : 「お願いします!」
ほんのちょっとだけど 策もある

[メイン] 藤丸立香 : さあ挑もう ただの 人間に

[メイン] エリー : 「その子に"温もり"を教えてあげましょう」

[メイン] 藤丸立香 : 背を向けて 後ろ手で 親指を上げて

[メイン] エリー : 「……ふふっ♡」

[メイン] 黒江 : 笑って、いつかのように親指を立てて返す。

[メイン] エリー : 親指を、天に向けて立てる。

[メイン] 藤丸立香 : 「…はあ…」
ああ 痛いんだろうなあ…でも

[メイン] 藤丸立香 : 「上泉さん」

[メイン] マスタースラッシュ : 「はい」

[メイン] 藤丸立香 : 「いざ」

[メイン] マスタースラッシュ : 「尋常に………」

[メイン] 藤丸立香 : 「尋常に………」

[メイン] 藤丸立香 : ふふっかぶった 分かってくれるかあ

[メイン] 藤丸立香 : 「勝負ッ!!!」

[メイン] マスタースラッシュ : 「勝負ッ!!!」

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : 「我が開祖よ」

[メイン] マスタースラッシュ : 「照覧あれ」

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : EE取得

[メイン] マスタースラッシュ : 完全演技

[メイン] マスタースラッシュ : コピー先は

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] 上泉信綱 : 上泉信綱

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 空間に亀裂が入り。

[メイン] 上泉信綱 : 無数の打ち刀が地面に突き刺さる。

[メイン] 上泉信綱 : そのうちの一本を手に取り、構え。

[メイン] 上泉信綱 : 「推して参ります」

[メイン] 上泉信綱 : 駆ける。

[メイン] 藤丸立香 : やばいやばいやばい何これ死ぬ死ぬ死ぬ

[メイン] 藤丸立香 : 昔ギリシャの英雄のRBと追いかけっこした時よりはるかに見える 死

[メイン] 藤丸立香 : それでも 私は

[メイン] 藤丸立香 : 「うああああああ!!!」
兎に角人形のすぐ傍まで____!!!

[メイン] 上泉信綱 : 風を切る音が、一つ。

[メイン] 藤丸立香 : 「あ」

[メイン] 藤丸立香 : 73+1d10 登場/リザレクト (73+1D10) > 73+8[8] > 81

[メイン] 上泉信綱 : 今度は、剣閃すら残らない。

[メイン] 上泉信綱 : 活殺自在、その言葉の意味は。

[メイン] 上泉信綱 : 「生殺与奪、その全てを意のままに」

[メイン] 上泉信綱 : 「万物全てを」

[メイン] 上泉信綱 : 「開祖の時代に今の技術と科学がもしあれば」

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 「必ずなしえていたでしょう」

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 血振りを一度。それだけして。

[メイン] 上泉信綱 : また、構える。

[メイン] 藤丸立香 : 「はあ…は…」

[メイン] 藤丸立香 : 「今じゃ、まだ足りないんじゃないかな…」
話 気になっちゃった

[メイン] 上泉信綱 : 「おや」

[メイン] 上泉信綱 : 「素晴らしい、やはり立ちますか」

[メイン] 藤丸立香 : 「うん、まだまだ行けるよ」
震える 溢れる      とれる

[メイン] 藤丸立香 : 「今じゃ、やっぱり 無理なんじゃないかな…って思う」

[メイン] 藤丸立香 : 「確かにその剣の範疇でならそれは成し遂げられると思うよ」

[メイン] 藤丸立香 : 「猛吹雪だって、銃弾だって、空爆だって切れちゃうと思う」

[メイン] 藤丸立香 : 「でも…すごく屁理屈何だけど」

[メイン] 藤丸立香 : 「その剣が届かない場所の物は、斬れない」

[メイン] 藤丸立香 : 「その場所に貴方が向かえば届くんだろうけど」

[メイン] 藤丸立香 : 「でも、それを続けたら今度は」

[メイン] 藤丸立香 : 「貴方の方が先に消える」

[メイン] 藤丸立香 : 「剣だけが、残る…」

[メイン] 上泉信綱 : 「ふふふ」

[メイン] 上泉信綱 : 「それでこそ剣の本懐」

[メイン] 上泉信綱 : 「私は生き続ける」

[メイン] 上泉信綱 : 「死すら斬り裂く」

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 「現にこうして蘇ったのです、子々孫々の意の中に」

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 「技術とは、血脈なのですよ。藤丸さん」

[メイン] 藤丸立香 : 「かも、ね」
「現に私も、死を蹴っ飛ばしてきた」

[メイン] 藤丸立香 : 「きっと貴方も、それを斬れる」
「ならその果てにある、のは…」

[メイン] 藤丸立香 : 「与える物無き無だよ…」

[メイン] 藤丸立香 : 「与える物奪う物生きる物死ぬもの」
「全部ぜんぶ寿命が来る」
「世界は何時までも暖かくはない」

[メイン] 藤丸立香 : 「温くなって終わるんだ」

[メイン] 藤丸立香 : 「後に残るから意味があるのに」
「今を残し続けてる」

[メイン] 藤丸立香 : 「それは…それ、は…」

[メイン] 藤丸立香 : 「………話しすぎた」

[メイン] 上泉信綱 : 「ふふ」

[メイン] 上泉信綱 : 「言葉もまた刃、アナタはやはり活人剣の才がある」

[メイン] 上泉信綱 : 「私もアナタも同じです、藤丸さん」

[メイン] 上泉信綱 : 「同じ『呪詛』に祝福されている」

[メイン] 上泉信綱 : 「だからこそ、火を入れ続けましょう」

[メイン] 上泉信綱 : その女の体は、熱を帯びていた。

[メイン] 上泉信綱 : 限界まで常に稼働しているが故に。

[メイン] 上泉信綱 : 尋常を超えた代謝は寒気など忘れる。

[メイン] 上泉信綱 : 「星に手が届く時代なのです」

[メイン] 上泉信綱 : 「どうして無限を諦める必要がありましょう」

[メイン] 藤丸立香 : 「そうだね、それに…まだまだ探し続けてるもんね、人類」

[メイン] 藤丸立香 : 軽く笑って

[メイン] 藤丸立香 : 「………お互い長持ちしなさそうだね」

[メイン] 藤丸立香 : 「行こっか、二本目」

[メイン] 上泉信綱 : 「是非もなし」

[メイン] 藤丸立香 : 「しょう、ぶっ!」
無理やり足を動かす

[メイン] 上泉信綱 : 再び、刃が振るわれる。音速を超え、光速にすら届く一閃。だが、衝撃波だの擦過音だのなんて余計なものは一切付随しない。

[メイン] 上泉信綱 : 物理法則すら斬り伏せた一閃。事象を捻じ曲げるオーヴァードだからこそ実現できる理外の魔剣。

[メイン] 上泉信綱 : 体系化も言語化も不可能。だが、確かに。

[メイン] 上泉信綱 : それは既にそこにある。

[メイン] 藤丸立香 : 81+1d10 登場/リザレクト (81+1D10) > 81+2[2] > 83

[メイン] 藤丸立香 : 「…?」

[メイン] 藤丸立香 : あっ

[メイン] 藤丸立香 : もう死んでた

[メイン] 藤丸立香 : 「………三本目」
態々足を止めて

[メイン] 藤丸立香 : 「しょうぶ」
駆ける 駆ける

[メイン] 上泉信綱 : 「ええ、何度でも」

[メイン] 上泉信綱 : 手に持った刃が振るわれすらしない。いや、最早目に留まるような挙動をしない。

[メイン] 上泉信綱 : 構えを取っているだけ。一度の呼吸で無限にも等しい刃が振るわれる。

[メイン] 藤丸立香 : 83+1d10 登場/リザレクト (83+1D10) > 83+9[9] > 92

[メイン] 藤丸立香 : 「あ゙っ゙…!!!」
いたいなにかがきれた

[メイン] 上泉信綱 : にこにこと女は笑っている。

[メイン] 上泉信綱 : ただ、笑みを浮かべて、構えを取り続ける。手は抜かない。

[メイン] 藤丸立香 : 「はは…」
そろそろ笑えないんだけどねこっちは

[メイン] 藤丸立香 : でも 取り敢えず

[メイン] 藤丸立香 : 「ここまでは、来た」
足元に、人形

[メイン] 藤丸立香 : 「……後は…」
上手く 行くかな いや上手く行っても死ぬかもなんだよな…

[メイン] 藤丸立香 : 「まあ、私の頭じゃ、これ位しか思いつかなかったんだけど」
人形を抱えて

[メイン] 藤丸立香 : よっし

[メイン] 藤丸立香 : 「エリーさん!!!人形!!!こっちまで来て受け取って!!!」

[メイン] 上泉信綱 : 「ふふ」

[メイン] エリー : その声を聞いた瞬間、自身の身体能力が活性化していく。

[メイン] エリー : 《アクセル》

[メイン] エリー : 「ええ、任せて頂戴!」

[メイン] エリー : 目にも止まらない程俊敏になった私は駆け寄り。

[メイン] 藤丸立香 : 受け渡しを 行う

[メイン] 上泉信綱 : 無論、指をくわえてみていたりはしない。

[メイン] 上泉信綱 : 剣閃が、二人に襲い掛かる。

[メイン] エリー : その瞬間、辺りが白い煙に包まれる。

[メイン] エリー : 《ケミカルスモッグ》

[メイン] エリー : だがしかし、その刃は私の胸を貫いていた。

[メイン] エリー : 「がっ……ぐぁっ……!」

[メイン] 藤丸立香 : 「ごっっっめん…やっぱそうなるか…!」

[メイン] エリー : 「……大丈夫」

[メイン] 藤丸立香 : 92+1d10 登場/リザレクト (92+1D10) > 92+1[1] > 93

[メイン] エリー : 《イモータルライフ》

[メイン] エリー : 2d10 (2D10) > 18[10,8] > 18

[メイン] system : [ エリー ] HP : 25 → 0

[メイン] system : [ エリー ] HP : 0 → 18

[メイン] system : [ エリー ] 侵蝕率 : 51 → 69

[メイン] 藤丸立香 : 「よし…!エリーさん、しっかり 持ったね?」

[メイン] エリー : 《ええ、大丈夫よ!》

[メイン] エリー : 声無き声で伝える。

[メイン] 藤丸立香 : 「なら、さ」

[メイン] 藤丸立香 : 「全部一旦任せるから___!!!」

[メイン] 藤丸立香 : 《さらなる力》

[メイン] 藤丸立香 : (2+2)dx+2>=20 (4DX10+2>=20) > 8[4,5,7,8]+2 > 10 > 失敗

[メイン] 藤丸立香 : 《特異点》

[メイン] 藤丸立香 : 達成値30

[メイン] 藤丸立香 :       令呪
手の甲の《異形の痕》が光る

[メイン] 藤丸立香 : 『思いっきり走って!!!』

[メイン] 黒江 : 「………!」
その一瞬の行動に、目が奪われる。
目まぐるしく変わる、戦況。

[メイン] エリー : 《アクセル》

[メイン] system : [ エリー ] 侵蝕率 : 69 → 70

[メイン] エリー : 「……後は、思いっきりぶつけてきなさい!」

[メイン] エリー : 拳で彼女の軽くこつん、とした後。

[メイン] 黒江 : あんな速いような剣撃を打つマスターエージェントに対して、二人の連携が…それを、しのいでる…
……凄い…これが…UGNの……絆……

[メイン] エリー : そのまま、私は只管に駆け抜けた。

[メイン] 藤丸立香 : ふう よし

[メイン] 藤丸立香 : その場に倒れ込む

[メイン] 上泉信綱 : 剣閃、それは。

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 「ここまで、ですか」

[メイン] 上泉信綱 :  

[メイン] 上泉信綱 : 放たれない。

[メイン] 上泉信綱 : その場に突き刺さっていた剣が、折れていく。

[メイン] 上泉信綱 : 何故得物を多く準備するのか、答えは簡単だ。

[メイン] 上泉信綱 : 物理の理外で振るわれる魔剣、空間は愚か、時に事象すら斬り伏せる技術。しかし。

[メイン] 上泉信綱 : ……それを振るう刀身は、今だ物理に縛られた『モノ』でしかない。
いくら技術で誤魔化し、刀身への負担を抑えたところで、完全なゼロにはできない。

[メイン] 上泉信綱 : 全ての得物を失い、マスタースラッシュは静かに微笑んで。

[メイン] 上泉信綱 : 「未だ、未熟」

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : 「アナタ達の『意志』を斬るまでには、至りませんね」

[メイン] マスタースラッシュ :  

[メイン] マスタースラッシュ : 活性化させていたレネゲイドの力を、徐々に弱めていく。

[メイン] 藤丸立香 : 「あはは…」
【不完全な大の字】で転がりながら

[メイン] 藤丸立香 : 「やっと、一本…!」
右手を 星に伸ばした

[メイン] マスタースラッシュ : 「御見それしました、藤丸さん」

[メイン] マスタースラッシュ : 「アナタ達も、御美事でした」

[メイン] マスタースラッシュ : そう、エリーと黒江にも声をかけて。

[メイン] マスタースラッシュ : 手ぶらで、踵を返す。

[メイン] 藤丸立香 : 「さよなら…上泉さん」

[メイン] 藤丸立香 : 「他人事になるかもだから、こう言うけど…」

[メイン] 藤丸立香 : 「次は斬れたら良いね」

[メイン] マスタースラッシュ : くすりと微笑んで。

[メイン] マスタースラッシュ : 「ありがとうございます」

[メイン] マスタースラッシュ : 「また会いましょう」

[メイン] エリー : 《声なき声》

[メイン] エリー : マスタースラッシュへと。

[メイン] エリー : 《あなたの剣……とても凄かったわ》

[メイン] エリー : 《あなたの"信念"、一生忘れない》

[メイン] エリー : 《……永遠、かもね♡》

[メイン] マスタースラッシュ : にっこり笑って。

[メイン] マスタースラッシュ : 「それに挑む事こそが、天へと至る道」

[メイン] マスタースラッシュ : 「また会いましょう、剣の道は続いています」

[メイン] マスタースラッシュ : 「道が続くなら、出会う事は必然です」

[メイン] エリー : 《挑み続ける……ね♡》

[メイン] エリー : 《私は……》

[メイン] エリー : 《いえ、これ以上は無粋ね》

[メイン] エリー : 《さようなら、マスタースラッシュ》

[メイン] 黒江 : ………。

[メイン] 黒江 : 圧巻。

[メイン] 黒江 : マスターエージェントすらもはねのける、藤丸さんの『意志』が。

[メイン] 黒江 :       Fate     
たった一つの運命を。
     Grand order
彼女自身の  命令  を掴んだ。

[メイン] 黒江 : 「……あ、っ」

[メイン] 黒江 : あっけに取られていたのも束の間で、転がる彼女に慌てて駆け寄っていった。

[メイン] 藤丸立香 : 「あ…」

[メイン] 黒江 : 「……まだ、『遺産』は壊されてないから…」
「…『遺産』があるまでは、同行するよ」

[メイン] 黒江 : なんて、屁理屈みたいなことを言いながら。

[メイン] 黒江 : 彼女へと、肩を貸す。

[メイン] 藤丸立香 : 「ありがと…ちょっと歩けなくってさ」
「もう残ってないからさ、腱」

[メイン] 黒江 : 「…ええ…!?それは……すぐに病院に行かないと…だね…」

[メイン] 黒江 : 「じゃあ……”私たち”で、『責任』…持ちましょうか」
ちらり、エリーさんへと目線をやりながら。

[メイン] エリー : 「ん、そうね♡でも……」

[メイン] エリー : 「これは貴女が持っているべきよ」

[メイン] エリー : 彼女に、その人形を手渡す。

[メイン] 黒江 : 「……」
人形が手渡されるのを、横目で。

[メイン] 藤丸立香 : 「あ………」

[メイン] 藤丸立香 : 「ん 無事受け取りました」

[メイン] 藤丸立香 : 「物として、じゃなくて」
「RBみたいな、人として、生きれたら良いね…この子も」

[メイン] 藤丸立香 : 「じゃ…えっと…ああ…」

[メイン] 藤丸立香 : 「行こっか」

[メイン] 藤丸立香 : 「前に」

[メイン] エリー : 「……ええ♡」

[メイン] 黒江 : 「…うん」

[メイン] 藤丸立香 : 自分を擲つ 人の業
似た者同士の 見果てぬ夢
今を互いに消費し続ける人ありきの人でなし

[メイン] 藤丸立香 : いつか何処かで そうでなくなるかもしれない
でも 今みたいに

[メイン] 藤丸立香 : 誰かが何とか してくれるよね?
貴方も  私も

[メイン] 藤丸立香 : 互いになんとかしてみせたから ね

[メイン] 藤丸立香 :